郷土料理

木曜日, 12月 22, 2011 10:52

★主な郷土料理について

・宮古そば
沖縄そばや八重山そばとは、麺やダシの素材が違います。麺に玉子をふんだんに使い、ダシはかつお節とソーキのダシが基本のあっさりとした味です。薄く切った宮古かまぼこや三枚肉を麺で隠すのが宮古そばの元祖といわれています。毎日とはいかなくても、週に2回くらいは口にする人も多く、各家庭でも手軽に作ることのできる宮古島の定番料理の一つです。年越しそばも「宮古そば」です。

・チャンプルー
チャンプルーとは、沖縄方言で「かきまぜる事」の意味です。ゴーヤーチャンプルーは、宮古島の各家庭で最も食されている料理の一つです。地元で取れたゴーヤーをポークや玉子などと混ぜ合わせただけの料理ですが、ビタミン摂取もできて美味しいですよ。その他にも、もやしと豆腐のチャンプルー、お麩と豆腐、野菜のチャンプルー、ねぎと調味料だけのシンプルなソーメンチャンプルーなどいろいろなチャンプルー料理があります。

・豆腐
「島豆腐」は木綿豆腐より硬く型崩れがしにくいので、野菜とのチャンプルー料理(混ぜ合わせ料理)には持ってこいの一品です。オバーが作る昔ながらの豆腐は、アルミで出来た銀色のシンメーナービと呼ばれる沖縄の伝統鍋で作られます。島豆腐は、「にがり」の変わりに海水を使います。豆乳状態に、海水を入れると凝固してきます。そのままでも塩味が効いて美味しいです。島のオバーが作った手作り豆腐は、最近ではあまり見られなくなっていますが、昔ながらの手づくり豆腐を体験できるお店もオープンしています。

・汁物
牛は焼肉としてではなく、汁物(もの)として食べられています。本土では、牛丼屋や焼肉店は一般的ですが、宮古島では牛汁が一般的ですね。今では、焼肉店やステーキ店が増えていますが、牛の尾を調理したオックステールスープとは違います。ぶつ切りにした牛肉に宮古味噌で味をつけたのが宮古島流。各家庭ではお祝いなどのときに良く見かけますね。牛汁のほかに山羊汁や豚(ソーキ)の冬瓜(トウガン)の煮込み汁があります。写真はイラブー(海へび)汁。

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