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十五夜の宮古島では伝統行事マストゥリャー(豊年祭)があります。
上野地区の野原公民館には午後10時ごろから声をあげながら、4つのグループ(とら組、うま組、ねずみ組、さる組)に分かれ集落の男女が集まってきます。

毎年旧暦の8月15日の十五夜に行われる野原のマストゥリャー。今から280年前に始まったと言われる伝統行事で、1977年に国の無形民俗文化財に指定されました。

鉢巻きに帯、白い衣装姿の男たちは5人一組で躍動感あふれる棒振りを披露。鐘と笛の音に合わせて掛け声を上げながら勇ましく棒を打ち合います。一方、鉢巻きに着物姿の女性たちは、クバの葉の扇や四つ竹を手にゆったりとした舞いを披露します。
公民館の広場を一周して次第に大きな一つの輪を作った踊り手たちは続いて、宮古島の伝統的なクイチャーを奉納しました。集落には、日付が変わっても祭りの掛け声が響いていました。

マストゥリャーの語源は、穀物が税だった時代に「升取屋」と呼ばれる升元にこれを納めていたことに由来しているとか。祭りは税の完納を喜び、来る年の豊作を祈願して行われるようになったと伝えらています。

【マストゥリャーまとめ】
・旧暦の8月15日の十五夜に行われる
・1977年に国の無形民俗文化財に指定
・とら組、うま組、ねずみ組、さる組の4つのグループに分かれている
・語源は「升取屋」から由来している

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