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神とともに生きる

 

宮古に暮らしていると、御嶽(ウタキ)と呼ばれる拝所でニガイ(願う)する女性たちの姿をよく見かける。神に様々な報告や願い事をする着物姿の女性たち。彼女たちは地域を代表したツカサと呼ばれる祭祀(神事)を執り行う人たち。一年の豊作・豊漁、無病息災、繁栄など地域の想いを一手に担い神に伝えるのだ。
宮古島の隣島・伊良部町佐良浜で神に雨乞いするツカサ達と出会った。彼女たちは「日照りが長く続き、畑が大変な状況になっている。雨を降らさないといけないね」と神にお願いに来たという。
彼女たちは大主の神、海の神、畑の神を順に巡り「雨が降るよう」「たくさんの富がやって来るよう」「豊作になるよう」にと三日間にわたり、同じ時間にニガイをするのだ。  彼女たちは神の前で「雨よ降れ」と呼び水を撒き神唄を歌い、クイチャー(雨乞いの踊り=団体舞踊)を踊って願いを届ける。
「ずっとね、先輩たちが神事を伝えていくんだよ。歌、踊り、ニガイの手順など神事は間違うことが出来ないから、しっかり勉強するさ。地域の大学みたいさぁね。佐良浜の女は大変よ」。
ツカサの任期を終えた姉さんと呼ばれる女性たちは後輩ツカサたちが間違えないように一緒に神事を執り行いながら適時修正していく。
彼女たちと場を共有すると感じるものがある―人間が生きる世界と神の世界の境界線―海が荒れれば漁師に危険が迫るように、日照りが続けば農家が死活するように、祭祀の向こう側には昔から真剣に向き合ってきた「命」がしっかりと存在する。彼女たちは理屈でなく生まれ育ってきた中で、この当たり前のことを肌で感じ生きている。
こんな想いを込めた神事が宮古の至る所で行われている。見失いがちな大切な想いを呼び覚ます世界―宮古には神秘的な光景が溢れている。

※注意 神事は観光化されていません

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